チャットレディやメールレディで高額な収入を得た場合、確定申告をする必要があります。
チャットレディはどこでも働けるわけではなく、インターネット通信だけで仕事と報酬が完結するため、「確定申告をしなくてもバレないだろう」と思っている人は危険な考えです。
税務署の調査能力は高く、かなり高い確率で脱税が発覚します。
税金を納めるための手続きである「チャットレディ 確定申告 やり方」の基礎知識を身につけ、確実に申告を行うようにしましょう。
1. そもそも確定申告って何？
1-1. 1.確定申告の書式
1-2. 確定申告をしないと重い罰則が課される
2. チャットレディ、メールレディで確定申告が必要なケース
3. 青色申告と白色申告の違い
3-1. 会計処理の難易度と節税効果の違い
3-2. こんなチャットレディやメールレディは青色申告をするべき
4. 経費の計上方法
まとめ
1. そもそも確定申告って何？
チャットレディとは、パソコンやスマートフォンのテレビ電話機能を使って、男性と会話（チャット）する女性のことです。
一方、「メールレディ」は、女性が男性にメールを送って楽しんでもらう仕事です。
サイトに登録し、お仕事を完了すると、報酬が振り込まれます。
報酬の種類にかかわらず、一定額以上の利益を得た場合、所得税や住民税（以下、「税金」）を納める必要があります。
そして、確定申告とは、自分で税額を計算して税務署に申告する手続きです。
1-1. 確定申告について
個人事業主（本業としてやっている）であるチャットレディやメールレディは、毎年1月頃に税務署から「所得税及び復興特別所得税の確定申告書」（以下「確定申告書」）が届くので、それに記入して、添付書類と一緒に税務署に提出することになります。
確定申告の期間は、通常2月16日から3月15日までの1ヶ月間（土・日・祝日がある場合は時差があります）です。
本業が会社員で、副業としてチャットレディやメールレディをしている場合は、会社から源泉徴収票を受け取った後、税務署で確定申告書を入手することになります。
あとは個人事業主の方と同じです。
確定申告書には、チャットレディやメールレディとして得た報酬や経費を記入することになります。
経費については、後の項で説明します。
1-2. 確定申告をしないと重いペナルティが課される
確定申告が必要な人が確定申告をしなかった場合、最悪の場合脱税と認定されます。
2019年には、あるお笑い芸人が3年間も確定申告をしていなかったことが発覚し、社会問題となりました。
この芸人は結局、3400万円の税金を支払うことになった。
この金額は、芸人がルールに従って納税していた場合の税額を大きく上回っています。
ペナルティとして税額が増額された。
2.チャットレディやメールレディに確定申告が必要なケース
本業が会社員で、副業としてチャットレディ・メールレディをしている場合、1月1日から12月31日までの1年間の所得が20万円を超えると、確定申告が必要になります。
所得が20万円以下の場合は、確定申告の必要はありません。
個人事業主で専業チャットレディ・メールレディの場合、1年間の所得が48万円（2020年の確定申告までは38万円）を超えると確定申告が必要です。